映画製作費用の相場

皆さんは映画を制作するにはどれくらい費用がかかるか想像できますか?
もちろんどんな映画を制作するかによって費用はピンキリですが、自主製作映画を除くと数千万から数億・数十億円かかるといわれています。

また日本映画と海外映画(ハリウッド映画)とでは物凄い差がありますので、正直比較にはならないですが、紹介したいと思います。
日本映画の平均制作費用は大体5,000万円程度といわれております。
これは内閣府が出している調査結果にもしっかりと記されており、例えば出資額が40億円だったとします。
その際制作委員会方式で自社出資率が20%と仮定した場合40億円の5倍になり、日本映画の制作費の総額が200億円になります。

現在日本では年間600本近くの映画がつくられているので、単純に200億円を600本で割ると1本あたりの平均制作費が5,000万円になると考えられます。
以前とある有名監督が日本での制作費用は数千万円が普通といっていたので的外れな数字ではないようです。

ちなみに過去日本映画で最も制作費用が高かったのが「ファイナルファンタジー」で約150億円といわれており、2位が約70億円かかったクライシス2050、3位が約60億円の20世紀少年(3作合算)となります。
何故ファイナルファンタジーがここまで制作費用がかかったかというと当時では珍しいフルCGでリアルな人間や世界観を作ろうとしたからです。

ちなみに日本の代表的なアニメ映画のスタジオジブリではどうでしょうか。

・風の谷のナウシカ:約4億円
・天空の城ラピュタ:約8億円
・もののけ姫:約21億円
・千と千尋の神隠し:約20億円
・かぐや姫の物語:約50億円

「かぐや姫の物語」が50億円とダントツで高いですが、風の谷のナウシカや天空の城ラピュタなども当時としては異例の金額だったのではないでしょうか。

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