世界三大映画祭

世界三大映画祭とはFIAPF(国際映画製作者連盟)が公認している「世界12大国際映画祭」の中で、2月にドイツで「ベルリン国際映画祭」、5月にフランスで「カンヌ国際映画祭」、8月末から9月初旬にかけてイタリアで開催される「ベネチア国際映画祭」の3つの国際映画祭の事を言います。
この中でもっとも歴史が古いのが「ベネチア国際映画祭(1932年)」で、「カンヌ国際映画祭(1946年)」「ベルリン国際映画祭(1951年)」となります。
ちなみに残り国際映画際はアジアで開催されている東京国際映画祭(日本)上海国際映画祭(中国)、ヨーロッパで開催されているロカルノ国際映画祭(スイス)、モスクワ国際映画祭(ロシア)、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭(チェコ)、サン・セバスティアン国際映画祭(スペイン)、北米で開催されているモントリオール世界映画祭(カナダ)、南米開催のマール・デル・プラタ国際映画祭(アルゼンチン)、アフリカで開催されているカイロ国際映画祭(エジプト)があります。
世界三大映画祭はこれまでに数多くの優れた映画が賞を受賞しており、ベネチア国際映画祭では北野武監督も受賞した「金獅子賞」、カンヌ国際映画祭の「パルム・ドール賞」、ベルリン国際映画祭の「金熊賞」があります。
邦画で最高賞を受賞した作品は次の通りです。

◆金獅子賞受賞の邦画
・羅生門(1951年受賞/黒澤明監督)
・無法松の一生(1958年受賞/稲垣浩監督)
・HANA-BI(1997年受賞/北野武監督)
・うなぎ(1997年受賞/今村昌平監督)
・万引き家族(2018年受賞/是枝裕和監督)

◆パルム・ドール受賞の邦画
・地獄門(1954年受賞/衣笠貞之助監督)
・影武者(1980年受賞/黒澤明監督)
・楢山節考(1983年受賞/今村昌平監督)
・うなぎ(1997年受賞/今村昌平監督)
・万引き家族(2018年受賞/是枝裕和監督)

◆金熊賞受賞の邦画
・武士道残酷物語(1963年受賞/今井正監督)
・千と千尋の神隠し(1963年受賞/宮崎駿監督)

Contents

PR