日本アカデミー賞①
世界の映画界ではアカデミー賞や世界三大映画祭があるように日本でも日本アカデミー賞や映画祭りがあります。ここでは日本アカデミー賞についてとりあげたいと思います。
日本アカデミー賞は主催する日本アカデミー党協会が「日本の映画芸術、技術、科学の向上発展のために日本アカデミー賞を設け、その年度の該当者に栄誉を与えると共に、本会の行う諸事業を通じて、会員相互の親睦ならびに海外映画人との交流を計り、もってわが国映画界の振興に寄与することを目的」に1978年に設立されました。
1978年から今年(2021年)まで43年の歴史を持つ映画賞で、毎年開催されてきました。
受賞部門は全部で22部門あり、作品賞や主演男優賞、主演女優賞、監督賞といった正賞が計15部門、新人俳優賞や話題賞といったその他計7部門の合計22部門で構成されています。
日本アカデミー賞の選考基準は非常に細かく決められています。
・劇場公開を目的に製作された、40分以上の劇場用劇映画及びアニメーション作品
・東京地区に於ける商業映画劇場にて有料で2週間以上映画館のみで公開された作品。
・東京地区の同一劇場で1日3回以上、かつ2週間以上継続し上映された作品。
・ドキュメンタリー、オムニバス映画、再上映映画、映画祭のみの上映作品、2週間限定公開作品、イベント上映作品、昨年度対象になった作品は除きます。
・モーニング、レイトショーのみの上映は除きます。
・洋画のアニメーション作品は、外国作品賞の対象とします。
・撮影賞と照明賞は同一の作品で対象とします。
・同日含め先に配信、TV放送されたもの及びそれの再編集劇場版は新作映画とみなしません。但し、放送後に新たに撮影された部分が大半の場合のみ新作とします。
・前後編続けて公開された作品に関しては、前編の公開日に準じて表記しております。
■新人俳優賞は劇場映画に出演し、主演・助演クラスの役を演じ、印象を与えた(原則として、映画初出演ではなくともこれまで日本アカデミー賞において受賞歴がない)俳優を対象とします。男女3~5名ずつを決定します。
※参照:https://japan-academy-prize.jp/japes/public/search/japanese#senkojijyun
作品の対象となる期間は原則授賞式を行う前々年12月中旬~前年12月中旬までの1年間とされております。
ちなみに選考方法は郵送された投票用紙は公正なる第三者機関によって集計され、正賞15部門の優秀賞受賞者及び受賞作品(各5名または5作品)並びに男女各3~5名の新人賞を決定します。